Bullet For My Valentineというイギリスの人気メタルバンドがいます。
ついこないだ、Download Festivalで来日したばっかりですね。
丁度僕が大学生の時にデビューして、追いかけやすいこともあって
アルバムはリリースの都度すぐ買って聴いていたりします。
イギリスのバンドらしく、Iron Maidenのような正統派メタルの匂いを感じさせつつも、
初期(1st~2ndくらいまで)は「エモメタル」なんて呼ばれたりしていて、メンバーのビジュアルも手伝って、主にエモ・スクリーモ界隈で話題になっていた記憶があります。なので当時は熱狂的なファンというわけでもなく、ライブはタイミングが毎回合わずに今まで一度も観たこともないでのですが、3rdアルバムの"Fever"くらいからオケがシンプルになり、アリーナロック的な音楽性を打ち出しているように感じてからは、結構親近感を持ってたりもします(個人的には3~5枚目あたりがどストライク)。
ボーカル兼ギターのMattですが、デビュー当時はサラッとしたオニーチャンのルックス(写真)だったのが、この3rdアルバムくらいから腕が急に太くなり、髭も生やしたりとずいぶんザック・ワイルド風の男くさい風貌に変化していきます(後述)が、彼のその変化には伏線があったのでは?と勝手に推測してみた というのが本記事の趣旨であります。
・・・少し回りくどい言い回しになってしまいましたが、もっと平たく言うと
「Matt、多分シルベスター・スタローン好きじゃね?」という仮説です。
理由①:ロッキーの曲をカバーしちゃってる
いきなり核心から攻めます。ボーナストラック扱いではありますが、2ndアルバム"Scream Aim Fire"で、「ロッキー4」の挿入歌"No Easy Way Out"(オリジナルはRobert Tepper)のカバーを演っちゃってます。ほぼ原曲をそのままカバーしているにも関わらず、けっこうバンドの作風と合っているので違和感がそこまでないのですが。あえてこの曲を選ぶあたり、渋いを通り越し「もしや、ロッキー好き?」と勘繰らざるを得ないわけです。
理由②:"The Last Fight"のMV
これはちょっと弱いかもですが、3rdアルバム"Fever"の1曲"The Last Fight"のMVはボクシング(拳闘?)をモチーフにした映像になってます。曲名や歌詞もなんとなく、毎回「これで最後」と決意してファイトに臨むロッキーの姿とダブる気がします。
理由③:特に"Over The Top"が好き?
シルベスター・スタローンと言えば、ロッキーもしくはランボーシリーズがまず頭に浮かぶ人が殆どかと思いますが、いや待ってほしい。他にも結構名作とされる映画作品があるのですが、その中の1作に"Over The Top"があります。
トラック乗りの不器用な親父が、故あって長らく離れて暮らし「お利口」に育った息子と「腕相撲」を介して、時にすれ違いながらも絆を深めていくという、なんともハートアンドマッスルウォーミングなお話。ではなぜこれがBFMVやMattと関係があるのか?というと、
これが近年のMattの姿ですが、ご覧ください。キャップを後ろに「くるりんぱ」して被ってます。これは劇中でスタローンが腕相撲をする前にゲン担ぎとして、キャップのつばを後ろに回すという演出にインスパイアされているのではないか?ということなのです。
極めつけはこれ。2ndアルバムのタイトル曲"Scream Aim Fire"でのキメの箇所
思いっきり"Over the top! Over the top!"と、作品名を連呼しちゃってるのです。
Mattのどんどん太くなる腕を見ても、これはどう考えてもOver The Topのファンでしょう。
しかしMatt、いいセンスしてるわ・・・(白目)
とまあ、半分こじつけや妄想のような話になってしまいましたが、こういう映画や音楽とのつながりというか関連性を紐解いていく作業が結構好きだったりします。でも、多分Mattのイマジナリー・ファーザーは僕と同じでスライ(スタローンの愛称)なんじゃないかなあ、と結構本気で思ってます。
というわけで本日8/19は「ロッキーvsドラゴ」の公開日ですね。既にチケット押さえました。楽しみです。皆さんもぜひ。
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